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ビールの「スタイル」

世界にはさまざまな種類のビールがあります。
ビール数千年の歴史の中で、醸造家たちが様ざまなビールに趣向を凝らしてきた結果ですのでそれも当然でしょう。
元々種類に対するルールやガイドラインがあるわけではなく(*醸造そのものに関するルールは昔からある。あくまで種類。)
おそらくは「よりおいしい一杯」を追い続けてきた歴史の結晶ともいえるものです。

そのように多種多様になったビールの分類において多大な功績があるのがビアハンター、マイケルジャクソンでしょう。
(もちろんThis is itじゃないほう)。
彼は著作『Beer Companion』の中にこう書いています。

「レストランに入って『食事を一皿ください』という人はいないだろう。『ワインをください』とだけ言う人もいないはずだ。少なくとも赤か白か、辛口か甘口か、スパークリングかぐらいのことは……。ブドウから麦に場面が変わると、この同じ人々がしばしば単に『ビールをください』と頼むのだ。あるいはこの場に合うかどうかなど考えずに銘柄を言ったり……。ビールは非常に広範に消費されているが、十分尊重されているとは言いがたい。」

once again
世界にはさまざまな種類のビールがあります。

そのさまざまな種類を「スタイル」と呼び、およそ80余種にカテゴライズされています。
マイケルジャクソンによる分類
http://www.beerhunter.com/beerstyles.html
日本地ビール協会による分類
http://www.beertaster.org/beerstyle/beerstyle-index.htm

ビールを楽しむためにこの気が遠くなるようなスタイルを覚える必要はありません。
なぜならスタイルがあってビールができるのではなく、まずはビールがあって分かりやすくするために便宜的に種類分けしているからです。
さらにスタイルの枠を超えたビールが日本や世界のクラフトビール醸造所よりリリースされています。

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