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2014年2月6日
 ペールエール

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イギリスを代表するエールの一つ。
18世紀にイギリスのバートン地方(バートン アポン トレント)で誕生した。
ペールは(今までのエールに比べて)「淡色」という意味。
ビターエールというスタイルもあるが、こちらは樽詰されたペールエールのことを指す。
樽内で更に発酵が進み、糖分の割合が低くなり相対的に苦味(ビター)が増す。

このビールがヒットした為バートン以外の地方でも同じスタイルが試みられたが、この地に湧く硬水があってできる味わいのため水を硬水化させた上で作られる(バートナイズ=バートン化)。

最も有名な銘柄としてはバス社の「バス・ペールエール」があげられるだろう。
赤い三角のマークがトレードマークで、マネの「フォリー=ベルジェール劇場のバー」にもそのマークの付いた瓶が見られる。

画面下の方にある瓶。判るかな?

画面下の方にある瓶。判るかな?(クリックで拡大)

イギリスのホップ(南イングランドのケント)のアロマやハーブのような香りが軽やかで、フルーティー(熟したリンゴのような)なフレーバーが味わえる。
度数は4.5~5.5%とやや軽め。

瓶だと大手の扱いでコンディションが不安な面もあるので、やはり樽生で飲んでみたい。
福岡のビアバーではAles、BeerPaddyのほかブリティッシュパブ的なお店にも置いてある事が多い。
そして黒崎のDAIMARU。ここのビアサーバーは昭和40年代から使われている年季の入ったもので、現在ほとんど現存していない。
そこのマスターのまさに熟練の技で注がれる(ビールは注ぎ方で味が変わってくるぞ!)バスペールエールはぜひ一度は味わって欲しい。
名物の土手焼きとのペアリングは最高だ!

ペールエール+どて焼き 至高のペアリング!

ペールエール+どて焼き
至高のペアリング!

アメリカンペールエール

アメリカ産のホップを効かせたアメリカンペールエールと呼ばれるスタイルもある。
イングリッシュスタイルと違いアメリカ産ホップのアロマ(柑橘系)が際立って特徴的。
銘柄として一番手に入れやすく、代表的なものは「ヤッホーブルーイング」よなよなエールだろう。
大阪の箕面ビール「ペールエール」も麦芽糖のようなキャラクターが際立っていた。

ペールエールもそこから派生したスタイルが多く、特にIPA(インディアペールエール。イパって呼んじゃダメよ)の強烈なキャラクターについては別項で紹介したい。

マナブ

書いた人=マナブ
発行人兼暫定編集長です。 趣味はビールの他はジムで踊る(ZUMBA!)、料理、猫、ボーっとするなど。 最近はビール系のイベントとジムのダンスレッスンが被ったりすることが悩みというノーテンキさ。 好きなスタイルは普段飲みはIPA。ジックリ飲む時はインペリアルスタウトとかもスキ。 このサイトはwordpressで構築しています。レスポンシブにも対応。 お仕事も募集中!
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