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特集その1~スコットランドの新進気鋭のブルワリー「BrewDog」 その謎に鋭く迫るかもしれない

創業は2007年

一度飲んだら虜になる、文句なしのクオリティ!BrewDogはスコットランド北東部に位置するフレザーバラに2007年4月にオープンにしたブルワリーだ。 世界中から注目を集める彼らのスタイルは、斬新でありながらも従来のスタイルをリスペクトしつつ自分たちの大胆な解釈で世に送り出している。

Brewdog創業者のマーティンとジェームスという二人の若者は「工業的に醸造されたラガーと息苦しいエールに」うんざりしていた。 二人が考えたこの「望ましくない苦境を解決するベストな方法」は、自分が飲みたいビールを自分たちが醸造することだった。
彼らは”5 A.M. Saint”というビールのラベルでこう語っている。

はっきりさせておこう。あんたはビールについて全く何も知らないしビールをきちんと理解してない。
何が良いビールか分かってないし、大企業のビールがどのくらいひどいのかも分かってない。
これは、あんたが実際にどれだけのビールを飲むかを考えれば、かなり皮肉な事だ。
あんたの人生の他の事柄でもこれほど注意力や知識、そして情熱が不足しているのか?
あんたは口あたりだけの味気ない安物ビールが自分にお似合いだと思うのか?
我々がBrewDogでしていることは、情熱と呼ぶに値する。
それらはすべてがあんたのせいでじゃない。選択肢の少なさに束縛されてしまい、大手ビール会社の莫大な広告投資によって唆されているだけだ。
偽の宣伝の「悪意ある嘘」に洗脳されているんだ。これにはあんたも騙されざるを得ないんだ。
BrewDogで、我々は、できるだけ多くの人々に真実を見てもらう任務に付いている。
英国ビール・シーンは病気だ。そして我々はファッキンな医者なんだ。

大手企業という意味では、病んでいるという部分が日本でも当てはまるのではないか?(ファッキンな偽ピルスナーの発泡酒!)ワタシがこのサイトを作ったきっかけがビールをきちんと理解していなかったからであり、何が良いビールか分かっても無かったからというところもあって、このあたりはすごく同意できる。そして一番お気に入りのブルワリーなのである。
まだ飲んだことがない?大丈夫、福岡でも取り扱っているお店はちゃんとあるし、お店で樽生を飲むことだってできる。これはとても素晴らしい状況だ。

代表的なラインナップ

PUNK IPA
BrewDogの旗艦ビール。IPAとしては苦味や度数も比較的弱目なのだがコスト度外視で作られており、その飲みくちは初心者にもお勧めでき、かつIPAマニアも唸らせる味わい深さは他の追随を許さない。

IPA is deadシリーズ
IPAではホップを複数使用するのは珍しくないが、1種類のホップのみを使用しそのホップ名がそのままビール名になっている。毎年違う種類が4種類ずつリリースされ、日本からは「ソラチエース」が選ばれた。

DOG A
5周年記念醸造のインペリアルスタウト。かつてロシア女帝エカテリーナ2世に献上されていた「インペリアルスタウト」。それを彼らの流儀に従って、さらに極上の物に仕立て上げた。これを飲んでなおビールを「とりあえず」などという輩は地獄の火に投げ込まれるだろうよ。

Abstrakt
“BEER IS ART”をテーマにしたbrewdogのいわば「別レーベル」。実験的なスタイルも多いが、ビールを極たいなら一度は飲んでおきたいまさにアートの一品。
(2013/11/27追記:名前間違えてました。修正!)

最近ではニュージーランドのブルワーとコラボした「DOG WIRED」というビールや、SNS(Facebook、Twitter)で意見を集めて作った「#Mashtag」といったビールも矢継ぎ早にリリースしている。

福岡で飲めるお店

樽生が飲めるお店は舞鶴の「Ales」で、ここにはタワーのタップでPUNK IPAが楽しめる。時々新しい銘柄も入るので要チェックだ!オープンしたばかりの春吉「フォウセッツHakata」も見逃せない。
*2018/5/22追記:フォウセッツHakataはクローズしたが、同系列のGoodBeerStandでPUNK IPAが常設されている。ほか県内各地のみならず九州各県でもPunk IPA常設の店舗が増えてきている。

その魅力の秘密

世界中に熱狂的なファンを生み出しているBrewDog。間違いなく現在のビールシーンのトップランナーの一つだ。
その魅力は、冒頭の引用にも上げた現在の大手メーカーに対するシニカルな視線とその裏返しにあるビールへの深い愛情だろう。
「あんたはビールをわかっていない」と言い放ちつつも(彼らがリスペクトするアメリカのブルワリー、STONE社も『あんたはこれを飲む資格が無い』とのラベルコピーがある。)その言に見合うだけのハイクオリティなビールをリリースする姿勢。
かと思えばいきなり戦車でロンドンに乗り付けたり
http://www.cityam.com/blog/tank-streets-london-brewdog-tries-raise-4m-beer-drinkers
「初の海底醸造ビール」をリリースしたりするなど、その破天荒さも魅力だ。
「Craftbeer revolution」と彼らは言う。
革命者で在り続ける限り彼らのビールは支持されるだろう。
来年にも日本に公式パブの進出が噂されているが、どうなるか楽しみだ。
*2013/12/5追記:昨日(12/4)パブのお知らせが公式にアナウンスされた。(ホームページはこちらから)場所が東京の六本木という以外にはまだ詳細は不明。
福岡じゃなかったかー。

書いた人 = マナブ
発行人兼暫定編集長です。
趣味はビールの他はジムで踊る(ZUMBA!)、料理、猫、ボーっとするなど。 最近はビール系のイベントとジムのダンスレッスンが被ったりすることが悩みというノーテンキさ。
好きなスタイルは普段飲みはIPA。ジックリ飲む時はインペリアルスタウトとかもスキ。 このサイトはwordpressで構築しています。レスポンシブにも対応。
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